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2006/4/5(水) Step3: SFS
さて、チーム探しの次の一手は
地元のクラブ・チーム、SFS。
Yが初めて女子チームAZMのユニフォームを借りて着て、
低学年の試合に出させてもらったのは
彼女が小学2年生の時。
当時、AZMはKWコーチが指導しており
全盛期だった。とにかく強かった。
東京トレセンの選手を何人も擁するようなチームで、
6年生だけで1チーム作ってもオツリが来るほどだった。
この代が、中学生になってからも一緒にサッカーができるように、
と立ち上がったのがSFSだ。
KWコーチはSFS監督となり、AZMのコーチは辞めた。
だから、YとKWコーチは
かろうじて接点があるとはいえ
その2年生の時の低学年大会、数試合分のおつきあいでしかなかった。
なもんで、どちらかというと
自分のほうがKWコーチには世話になっている。
自分が地元でやっているお母さんチームSFMは、もともと
SFSのママさん部門とAZM小のサッカー部のママ部門が
一緒に活動しているチーム、という成り立ちだ。
SFS的には、
女の子チームにママさん部門を併設することで
サッカーは女性の生涯スポーツである、というイメージを
伝えるのに一役かっている、と言えなくもない。
実際には、自分らはほとんどSFSとは無関係に
勝手に活動しているのだけれど、
場面によっては「SFSママさん部」を名乗って試合に出たりするため、
KWコーチとはつかず離れずの距離にいるのだった。
そして、頼んでもいないのにKWコーチは
SFMの試合を突然見に来てくれたりもする(苦笑)。
そういうときに限って、期待を裏切ってしまうのもしばしばだ。
まぁ、そんなわけで
自分自身がSFSの一部分でもあるし
SFSはAZMの姉貴分でもあるわけなので、
YたちをSFSに入れてもらえるかというと、
世の中そんなに甘くはない。
SFSは今や、ちょっとした人気クラブだ。
毎年セレクションをやって
採用する選手を選んじゃうような
ゴたいそうなチームになってしまったのだ。
もっと言うと、ニッテレのセレクションを落ちた有力選手が
こぞって受けに来るようなチームだ。
SFS自体も、ニッテレもれの受け皿を自ら任じているので
セレクションの日程も、そのようにうまく設定してある。
その「フツーに上手い子」らと
ここでも比べられなくてはならないYたちなのだった。
実は、いりんとYはSFSに入るのではないか?
という下馬評がまことしやかにささやかれていた。
ニッテレのセレクションは
社会科見学なので問題なく申し込みをする気になったが、
SFSのは、その下馬評のせいで少々考えた。
万が一、通ったらどーするの?
・・・・という設問への答えを用意してからでないと
申し込めなかったのだ。
1次審査を通ると、面接がある。
その時に、合格したアカツキにはSFSに入る意志があるかどうかを
確認されるのだ。
以下、Yにまつわる下馬評の一例:
SFSは、声を出す子を求めている。
→Yならイケる!
去年、SFSからAZMあてにセレクションの案内は来なかったが
今年ははやばやと案内状が来た。
→AZMにお目当ての選手がいるのではないか。
だとすれば、いりんかYだろう。
KWコーチは小さいときからYを見ている。
→自分でこの先、育てたいと思っているかも。
今のSFSには、バランスのいいリーダーシップのとれる子が必要。
→Yだ!
SFSは、いいチームだ。
KWコーチをはじめ、指導者は知り合いばかりだが
いずれも熱心で、本当にサッカーが好きで、バカばっかだ(笑)。
大部分のコーチ陣の若さがやや気にはなるが、
年令を補うだけの熱意で経験を積み重ね
女子サッカー界での信頼関係の構築も少しずつ進んでいる。
やっているサッカー自体も、悪くない。
体験練習会を見に行って、いいチームに育ってるなぁ、と関心もした。
基本的にぼっかんサッカーではない。
コミュニケーションを密に取りながらパスをつなぐスタイルを
目指していることには好感が持てる。
チームの体制も整いつつあり、
戦績もうなぎ登りに上がっている。
そろそろ「強豪」と呼んでもいい位置まで来ていると思う。
が、チームに一貫しているサッカーに対する一所懸命さが、自分には
・・・・公立中学に通う娘を持つ親としての自分には
難点に見える。
SFSの選手達は
中学生ライフがサッカー一色になりがちだ。
しかも、その「サッカー」はすべて学外。
【学校生活】<【クラブ・チームでの選手生活】
という不等式を、自分はまず認めていない。
そこまでリキまないでもできるサッカーはないものか。
別に都で1番にならなくてもいいような女の子が
サッカーを自然体で続けられるような場所は、身近にないものか。
SFSでは推奨していないらしいが、
試験前でもレギュラー争いから脱落したくなくて
選手たちは夜間練習を休まないという。
そんなガッツを悪いとは思わないが、
Yの場合、それは困る。
分相応、という条件付きながら
あくまでも学業をおろそかにせず、文武両道でいってもらいたい。
・・・・という母親の強いプレッシャーのもと、
「受かっても行かない」という答えをYに用意させて
やっとSFSのセレクションを受けさせる運びとなった。
ここいらへんの経緯に関して、
AZMのHYコーチにはかなり怒られたが
なにしろこのお母さんは自分が納得いかないと動かない。
Yには、母親のガンコな考えをくつがえすだけの
SFSに対するパッションはなかった。
だったら、SFSを受ける必要はないじゃないか、と
言われるかもしれないが、
そこはYのOGコーチ業がなせるワザ。
将来、後輩がSFSのセレクションを受けたい、と言ったときに
実体験からアドバイスをすることができるから、
という理由で受けることは受けてみたかったのだ。
それだけ考えたのが、バカみたいだった。
ニッテレ流れの強者たちの中で
Yは1次審査さえも引っかかりはしなかった(苦笑)。
「ウチの子たちを、ちゃんと見て下さいよ!」と
事前にプレッシャーをかけといてくれた
HYコーチの顔を立ててか、
いりんだけが上記の面接へと進んだ。
当日のデキは正直言って悪かったのだけれども、
身体能力的に秀でているので無難な選択だ(笑)。
そして、そのいりんも
2次審査で落とされた。
結果、今年AZMからSFSに進んだ子は1人もいなかった。
というわけで、以下、本人のレポート。
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通して感じたことは「そんなにきん張しなくてもいい」(中略)
率直に言うと「上手い子達は交友関係が広い(エ代表&トレセン
とか)からいいな、コミュニケーション取りやすいじゃん」。
=上手いから色んな所でサッカーができるという風になるから
やっぱり「上手い」というのははずせないらしい。「上手い」
→というのは色々あるけど (1) 目立つプレーをする、(2) これ
だけは、という自分の特ちょうがある の2つ。他にももちろん
あるけどまとめると。(注目される所といった方がいいかも)
(1) 点を取ったり声をすごく出したり、こういう物を使って
アピールするのも大切。受かりたい!という気持ちをコーチに
プレー上で伝えられたらとても注目してもらえる。(2) 足が
速い、1人でドリブルを前線までしていける、ボールをふれる
(サイドに)。そしてこれは注目してもらえるものだ。そして
チーム(ゲームの時)の人にも信らいしてもらえパスが集まる
=自然と目がいくのでそのプレーに自信を持つことも大切で
そのプレーは自分の中で100%を出してやる。あとは左足が
使えるかどうか。声。左足、声を使う子はめったにいないので
結構武器になる。ぬいてパスという動作ができるのは当たり前
のふんいきである。「礼儀正しく意欲を見せる」
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・・・・ニホンゴ、ちょっとヘンね(苦笑)。
後日、KWコーチからはごていねいにメールをいただいた。
SFSでは受け入れられなかったけれど、
必要であればしっかりした指導者のいるクラブ・チームを
ご紹介します、というようなコトが書かれていた。
このメールを読んで、
客観的には、Yが今のSFSに入れると思ってはいなかったが
セレクションを受けさせたのは正解だったかな、
と初めて思った。
KWコーチが、助けになってくれるかも・・・・。
つーか、
使えるものは、コーチでも使うわよ。
キミには、協力してもらうからね。
・・・・もともと入りそうもないムスメを受けに行かせといて、
「ムスメを落とした」という貸しをムリクリ作って
なんだか優位に立ったような錯覚に陥る母なのだった。