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2004/9/2(木) サッカー歴?

 
 
 


2年くらい前だったろうか、
夏の暑い最中に、SFSの練習に混ぜてもらったことがある。




SFSは、中学生以上の女子クラブ・チームだ。

もともと、AZMが隆盛を誇ったあと
彼女たちがサッカーを続けられる環境を作ろう、てなわけで
この地域にできたのがSFS。

今はAZMに限らず、近隣の、いや、近くもない所からも
主には中学生の女の子たちが集まってきている。

大所帯になったので、
今は3つにクラス分けをし、それぞれにコーチがついて
放課後の時間と週末に活動している。



そもそも、自分がいるママさんチームSFMは
AZMとSFS、という別々だけれどつながりのある女子チーム2つの
女の子たちの母親を黙らせるためにできた(笑)。

そりゃー、上に行けば行くほど
応援に熱も入ったんだろうけどねー。
「そんなに言うなら、やってみろ」っていうことで。

で、ママ・チームが出来たところに
たまたま自分が通りがかって引き込まれた、そんなカンジかな。
自分(とY)は、そのAZMの隆盛期が過ぎ去って
チームがガタ崩れしかける時に女子サッカーに関わり始めたからね。
なんたって、AZM的には部員3人からの再スタートだったから・・・・。








で、2年前の夏休み。

SFMは特に夏休み中の練習を設定していなかったが
ボールにさわりたい人はどうぞ、と
当時の事務方がアレンジしてくれて
SFSの女の子たちの練習に参加させてもらった。



その時は、確か自分のほか、
HYちゃん、MNちゃんが一緒に参加した。

その練習で、
ママとはいえサッカー歴の長いHYちゃん、MNちゃんにできて、
中学生の女の子たちはもちろんできて、
たった1人、自分にだけはできなかった事がある。




基本的にはトラップの練習。
1人、ボール1個でやります。


地面に置いてあるボールを、ちょっと足裏で引いてから
足の甲(インステップ)に載せます。

そのまま、ボールを浮かせて、
できる人は浮いた球を直接、
できない人は浮いたボールがバウンドして上がってきたところを
インステップでほぼ真上に蹴り上げます。

高いボールが自分の近くに落ちてくるので、
それを、クッション・コントロール/アウトサイドでトラップ/
インサイドでトラップ します。

左右10回ずつ、各種目順にこなします。







・・・・できなかったねぇ。


まず、地面からボールを上げられないんだもの。


ママさんの練習だと
手にボールをもって、高く放り投げてやるところ、
ボールを上げるところから足だと、全然ダメ。
まず、インステップに球が載らないし、
それを適度に浮かせることもできない。


ようやっと、ボールを浮かせてバウンドさせても
そのバウンド自体、コントロールが効いてないから
上がってきたところをインステップで、と言っても
アッチャコッチャになってしまう。


で、だいたいがインステップに当てることもままならない。
仮に手にボールを持って放り上げたとしても、
きちんとインステップに当てられなかったし、
もしかするとインステップすら、足の甲が伸びてなくて
難しかったような気がする。


とにかく、何から何まで全然できなかったのだ。
そういうヘタクソさんに「じゃ、手で投げてもいいですよ」と
コーチが言ってくれるわけでもなく、
ボールを上げるところで苦戦したまま
その時間は終わってしまったのだった。









今でも、地面から上げた球を落とさず
ダイレクトで高く蹴り上げるのはできない。
でも、バウンドさせたらできる。

ワンバンしたのを、インステップで上げることはできるが、
クッション・コントロールに都合のいい場所、
左右のアウト/インに都合のいい場所、それぞれに
分けて落とすことはできない。
でも、とりあえずトラップの練習ができるようにはなった。

しかも、左は左で地面から上げるところからできる。
右だってままならなかったんだから、ちょっとした進歩だ。







2年かぁ。




こないだ、サッカー教室の申し込みの時に
サッカー歴を聞かれたんだけど
「歴」と言えるほどのものはない。

遊びでフットサルを初めてやったのが4年前の夏。
できたてのSFMに入れてもらってサッカーを始めたのが3年前の夏。
2年前だって、そんなに何もできない状態だったけど、
とりあえず今、ここまでは来た。






タイム・リミットは近い。
これ以上伸びなくなる時が、いつかは来ると思って
今のうちにできることを増やしておきたい。



2年経って、できるようになったじゃん、と
自分を励ます一方で、
もっと練習しなくっちゃ、と
自分を戒める気分にもなる。





明るい公園の広場で
ボールをポンポンしながら
そんなクソ真面目なことを考えていた。














2004/9/3(金) 高校生・タマダくん

 
 
 
 
 
042 は週2日、水曜と金曜の午前に練習をしている。


部費にも2段階あって、
自分のように週1回しか行けない者と
週2回、コンスタントに練習に出られる者とで
値段が違う。


自分は普段、金曜日に行くことにしている。
M監督が担当だし、金曜日は心なしか参加者が多い。
毎回8対8くらいの練習にはなる。

たまに金曜に都合がつかない週は、
水曜日に行くこともある。
M監督同様、サッカーで飯を食っているIコーチが担当だ。


今日は、金曜の練習だったが
なぜかIコーチだった。







全国大会ともなると、サイドに速い選手がいて
必ずドリブルで切り込んでくる。

その対処法としては、
縦のコースに回り込んで、内側に行かせておいて
複数のディフェンダーで挟むようにしないとならない。
単に、縦に抜かれて好きにクロスを上げさせるようなことは
避けなければならない。


042もさすがに全国に出ていくだけのチーム、
両サイドに速いのを取り揃えている。
今日は、その一翼、Kちゃんに何度も
1対1で抜かれまくってしまった。



Iコーチには、上記のような注意を受けた上で、
DFが縦を切ってくる所を、さらに縦に抜いていくと
相手に与えるダメージが大きいから、
点をとられないよう守備を磨くだけでなく
自チームの攻撃陣の練習台として
得点力のレベルを上げていく効果もある、と励まされた。


・・・・でもそれは、縦に簡単に抜かれなくなってからの話だよね(苦笑)。
現段階では、もうちょっと手前で苦戦している。








で、ドリブル突破が話題になったところで
Iコーチがタマダくんのコーチだった頃の話が出た。






玉田は、高校生当時も
フリー・ランニングと同じ速さでドリブルできたそうで
それはそれは速かったと言う。


ドリブル自体も速いが、
たった1コのフェイントで抜いていくのだそうだ。
それも、右に行くと見せかけて左にチョコンと出すだけの
シンプルなフェイントだ。


ただ、そのたった1コのフェイントが
ムチャムチャ速いんだそうだ。
Iコーチでも、コイツは絶対こっちへ来るだろう、と
つい動かされては置き去りにされてしまったのだそうだ。

で、かわされて、ズドン!だ。



タマダくんは昔からタマダくんだったのだ。








教訓的には
フェイントは1コでいい、
使えるフェイント1コのスピードを上げること、だ。













いや、こっちは
高校生でもなければタマダでもないから(苦笑)。








でも、
ウチのKには、教えてあげよう、この話。









2004/9/4(土) 韮崎1

 
 
 
 
峠を越えるあたりまでは雨だったが、
山梨はただの曇りだった。


暑さによる体力消耗を相当警戒していたが
結果的にはちょうど具合のいい気温、照りもせず
非常に快適な気候で、関東大会は幕開けた。




職業コーチのM監督は、夏休み期間中は超多忙。
この日もコーチ抜きで042は試合に臨んだ。

そういう時はいつもFWのAちゃんの旦那さんが
ベンチにいて選手交代の面倒を見てくれたり
後審を担当してくれたりする。

この日もM監督からは
布陣と交代手順をあらかじめ託されていたそうだ。
4−4−2は042のベスト・メンバーで
ガッチリ固められていた。




ベンチにはA夫氏の他に9人ものサブがいた。
・・・・が、「監督」という重石がないせいか、
042ベンチは、多分この大会中
一番うるさいオバちゃん達だったに違いない(笑)。




前半4分くらい。
シュート性の強い球を相手GKがはじき、
それを教科書通りにつめていたFWのMちゃんが押し込んで
先制。

もう、このあたりから
ベンチのテンションは上がってしまい
イケイケになっていた。





根がサポだから(笑)、近くで観るのはもともと好きだ。
この時にはもう、
自分が試合に出られない云々より
仲間が展開するサッカーを観ているのが
単純に楽しくて楽しくて
ただのファンみたいになっていた。



後半、
ゴール前の混戦からころんと転がった球を蹴り入れて
HYちゃんが2点目。

残すところあと5分くらいのところで
左サイドにいたKちゃんが縦へドリブル突破、
コーナー近くの深い位置から
信じられないような美しい弾道を描き
逆サイドのネットに突き刺してダメ押しの3点目。


こうなると、もうほとんど祭りだ。
黄色い悲鳴がしばらく止まず、
救護で本部席ワキに待機している地元の女子サッカー部員らが
苦笑をもらすほど、オバちゃん達は盛り上がっていた。








結果だけ見ると、
16チームを集めての1回戦は
どこもそれなりの大差でゲームが決まっていた。


次からが本当の勝負だ、と
Mキャプテンは気を引き締めることを忘れなかった。


そして、そこで初めて知ったが
2回戦(=準々決勝)に勝った4チームが
もうそのまま全国大会に行けるのだそうだ。

サブの中には
次を勝ってくれたら明日は私達にも出番があるわよ、
全国さえ決まればあとの順位はもう問題ないもの、
と言う人もいたくらいだ。


でも、ここ数年の042は
関東大会止まり、2回戦突破ができないでいた
・・・・らしい。
そもそも、全国出場だって
042の歴史にはないことなんだそうだ。


だから、次の1戦は本当に大事だったのだ。








・・・・チーム平均年齢なら、ダントツ1位なんだけどねぇ(苦笑)。








2004/9/6(月) まだまだのマエダ

 
 
 
 
んー・・・・。



んふふ。まだまだだねー。









自分でやってみるとよく分かるが、
雨とか風とか泥とかデコボコとか
そういう普段と違うコンディションでサッカーをやると、
確実に巧い者勝ちになる。
経験値を含め、足の巧いほうが絶対的に有利だ。



土曜の試合なら、阿部ちゃん。
やっぱ、激ウマだわ。





そーゆーイミで、東京も立派になったもんだ。
雨で勝てる気がしなかったのに、
勝てるようになってるからねぇ。






その中で、相変わらず危なっかしいマエダ(笑)。
ただでもコワイのに、
後半の途中から、馬場とマエダが右サイドに縦に並んじゃうと
どえらくおっかなかった(苦笑)。


よかったよ。崩されて点取られなかったから。




ヘボいヘボいと思っていたら、いいトコがあった! 
・・・・ってのがマエダを見てる楽しさなんだから(笑)、
雨の試合ではハンディがありすぎる。


もうちょっと、チャンスを与えてやってくれると
よいのだけれど。









しっかし、五分の確率で国立は雨だよ。
自分も含めバカばっかとはいえ、皆さんよく来るよねぇ。
国立は相性がいいから、決勝は勝てる! とか言うけど
また雨かもしれないね・・・・。




んにゃ、雨でも勝てるところがすごいんだって(マエダ以外)!













2004/9/7(火) できないコト

 
 
 
 
サッカーは、
できるようになるコト(技術)もいくらかはあるけど
できないコトのほうが多い。




できないコト、と言ってもピンキリだ。
別にロナウジーニョやシンジになれなくても一向に困らない。
でも、浮き球が蹴れないのは大いに困る。









おとつい、女性対象のサッカー教室に行ってきた。
初めて参加するグループだったが
月1回のペースで、もうずいぶん続いている教室のようだ。


そこで「素振り」を教わった。


これは、雨でもボールがなくても場所がなくても仲間がいなくても
時間さえあればできる。
1日に何回、とかではなくて
ヒマさえあればやって下さい、と指導者。







自分の前から後ろへ1本の直線を引きます(想定します)。
これが蹴る足の軌道です。



インサイド・キックなら
ボールの当たるポイントがこの線の上を通るように
足を前後に振ります。

立ち足(の内側)に対して、蹴る足(の内側)が
直角になるように気をつけます。
それには、かかとを押し出すように意識します。

蹴る足の指を上にそらすと
蹴る面が揺らがないよう固定できます。

立ち足のヒザは軽く屈伸します。
蹴る足が前に出てくるにつれ沈む感じです。

立ち足と蹴るポイントの位置関係を
体で覚えて下さい。
いつでもこの形で蹴れば、ボールはまっすぐに行くはずです。




・・・・これは、まだどうにかできる。
いくらかできるようになったコトの一つだ。







次、インステップのキック。

ライナー性の強いシュートではなく、
浮き球を蹴る場合。

立ち足は、インサイドの時と同じでボールのほぼ横です。

蹴る足は、甲を伸ばすのではなく
軽く曲げた状態です。
というのは、つま先がボールの下に入って蹴るのが浮き球ですが
ボールを蹴るポイントは、甲の骨の硬いところだからです。





・・・・ここで、もうつまづいた(苦笑)。





もちろん、芝とか草とか、多少なりともボールが
地面から浮いている状態なら
つま先がボールの下に無理なく入るだろうから蹴りやすい。
あとは、飛んでくるボールをダイレクトで蹴る分には
もともと浮いているので苦労はない。

が、普通の土のグランドに置いた球を蹴るとなると、
つま先はボールの下に入っていて
それでいてミートのポイントは甲、ってのが
感覚的によく分からないのだ。

ほぼ100%、つま先の先っぽが先にボールに当たっちゃう。






多分こんなだから
相変わらずボールを浮かせて蹴ることができない。
たまーにマグレでそういうパスが出せることもあるが、
それはあくまでもマグレにすぎない。

だから、ゴール・キックも蹴れないし
相変わらずPK蹴るとしたらインサイドで勝負だ。





帰ってきて素振りをしてみる。
してみるが、
どうにもインステップはできている気がしない。
ボールにどういう角度で足が行けば正解なのかが
イマイチよく分かっていないのだからしょうがない。


指導者が見せてくれた素振りをイメージするぐらいしか
今は手がかりがない。
一振り一振りが、迷いでブレる。





んー・・・・。








しばらくがんばって続けてみよう。
素振りだから、
振ってるうちに何か「コレだ」というものに
近づくのかもしれないから。






で、できなかったら
次回またその指導者に聞いてみるんだな。













・・・・てな具合に、
できないコトがテンコ盛りだ。




だから、サッカーって
面白いのかなー、とも思ったりする。














2004/9/8(水) 韮崎2

 
 
 
 
関東大会、2戦目。
これに勝てばベスト4で、
全国への切符が手に入る。





1試合目で先制点を蹴り込んだMちゃんは、
ちょっといないFWだ。



どこが他の人と違うかというと、

パンツをぎゅーっとウェストまで引き上げて
シャツをぴっちりパンツの中に詰め込んで
たるみなく着ちゃうところが、だ(笑)。


042のユニのデザインから察するに
着こなしとしてはどう見ても
シャツはだぶつかせて、スソをかろうじてパンツにひっかけ、
パンツもどちらかいうと腰ばき、
下げ加減ではくのが正解だ。

が、そんなことにはお構いなしに
折り目正しく(?)着ちゃうところはMちゃんの個性。


とりあえず、これだと強そうには見えない(笑)。
どちらかいうと、いでたちが(別の意味で)気にさわるFWだ。
これが、最前線にヒョコヒョコ顔を出すのだが、
その動きには(本人の)確信が感じられないので、
二重にコワさを相手DFに与えない。


多分、サッカーを始めてからそんなに長くはないと思われ、
ガタイを含め、とりたてて運動能力が高いわけでもないMちゃんだが、
その生真面目さで
M監督がママさんサッカーに抱く理想を素直に吸収し、
「042育ち」を絵に描いたような選手なのだ。





ちなみに、042は
「山本カントク」の正反対を目指すチームだ。


ボールを持ったら、042では簡単に離してはいけない。
とにかく「持て」と言われる。
まず自分で持って、何をするかを考えさせられる。

そして、相手の「逆」を取る。
ひたすら逆を狙うように言われる。

これなら
速く走れなくても
強い球が蹴れなくても、局面を打開できる。
速さはより速い速さで
強さはより強い強さで、押さえられてしまうが
「うまさ」はそうそう簡単には消されない。

指導者が読売系、と言えば話は早いか。




Mちゃんは、これをスナオに体現している。

そのプロセスは見ていないので想像だが、
多分あの性格なら、実直に練習を重ねてきたのだろう。
足がものすごく上手いとは言えないけれど
(でも、少なくとも自分や同期のMNちゃんよりは上手い!)
そんじょそこらのDFなら
彼女の粘っこいキープには、絶対に手を焼くはずだ。


最前線でのMちゃんの粘りは、一試合目からトップ・ギアで、
攻守にわたる鈴木バリに体を張ったプレーは
たびたび我々オバちゃんたちからドトーの喝采を受けていた。


だから、彼女の先制点は
先制点である以上に、Mちゃん@042育ちのゴール、という意味で
チーム全員の祝福を過度に受けるだけの値があった。





が、初戦後
Mちゃんは両足をつらせて
身動き一つできなくなってしまった。
そりゃそうだろう、尋常ではない運動量だったから・・・・。


何人かのマッサージ達人らが必死のケアをし、
その努力のかいもあって
2時間後、2戦目のピッチにどうにか間に合って
Mちゃんは先発した。

多少の衰えは見られたが
やっぱりMちゃんは、ねばこく
ボールの渡る先々で体を張っていた。


結局、後半終了前あと5分のところで
再び足がつってしまい、担架でアウトした。

そこへ至るまでの彼女のがんばりは、
今思い出しても涙がうるむくらいだ。
こちらもスナオに「ありがとう」といいたい。








前半、開始早々(多分2分くらい)
ペナルティ・エリアの正面から5mほど外側で
相手MFがスコーンと蹴った球が
ゴール中央のバーのすれすれ下を通過。
気分的には何も始まらない前に、意外な先制弾をくらってしまった。


あぁ、やっぱり2回戦の壁は厚いのか・・・・。
いや、でもまだまだ時間はたっぷりある。
あるけど・・・・そのまま前半は終了。





点を取られたのが早すぎたのが、かえってよかった、
と後でMキャプテンが言っていた。
まだ相手に合わせてDFの態勢が整う前に
外から撃たれただけだったから、
気分的に崩された感がなかったのだそうだ。

前半終了の笛が鳴り、
ベンチに引き上げてくる時に、もう
左サイド・ハーフのKちゃんは
「この試合、勝てる!」と言っていた。
確かに、先制弾以降、力の差を感じさせるシーンはほとんどなく
均衡した試合運びではあった。


あとは、点が必要なだけ。
その「だけ」が、難しいのだが
ハーフタイムを終えた042は、1点のビハインドにもかかわらず
なぜか再びイケイケ・モードにスイッチONだった。






2トップのもう片われ、Aちゃんも
そんなに大きくないFWだ。

Mちゃんとは違って、ユニの着こなしはバッチリだ(笑)。
サッカー歴も多分、かなり長いほうだと思う。
裏を突こうとする動きも機敏で
蹴り方一つ見ても、ストライカーであることはすぐに判る。
対戦するDFなら、とにかくAちゃんをマークするだろう。


そのせいか、1試合目
Aちゃんは封じ込められてしまっていた。
でも、Aちゃんがマークを集めてかき回して
別のチャンスを作り出したわけなので、
それはそれでOKだ。


だが、本人は今度こそ点を獲りたい。
ハーフタイムが終わり、ピッチに戻る時にも
「アタシが獲る!」と笑顔で約束してった。
それだけの気合いを彼女は漂わせていた。




そして、その通りになった。

中盤で浮いたルーズ・ボールが
ポトンとAちゃんの前に落ちた。
ハーフラインより少し前、
一応DFが2枚残っていて
Aちゃんとほぼ同じ高さに前後していた。

初めのトラップで、DF1人を背中に回す。
ドリブル開始。
ひょひょっともう1人のDFをかわし、
いきなりどフリーになる。

タダでもノリノリの042ベンチは、もう総立ちだ。

ペナルティ・エリアに迫るAちゃんに
相手GKが出てくる。
まだ間合いのあるところで、Aちゃんは小さく左にフェイント、
落ち着いてGKの逆を取ってゴール右隅に流し込んだ。





オバちゃんフィーバー、再来。
有言実行のAちゃんゴールで1−1。

PK戦に絶対的な自信を持つ042としては、
このまま引き分けでも充分だったが、
残り7分くらいで、怒濤の攻撃を展開。

そして、FWのMちゃんが足をつらせてアウト。
かわりに大会屈指の高齢FW(失礼!)のKさんがイン。
この交代で042の勢いがとどまるわけもなく、
まるでこちらが勝っているかのような雰囲気のままホイッスル。





総立ちの042ベンチは、
しばしば第4の審判に「着席して下さい」と注意されながらも
全員、いてもたってもいられなかった。


さすがに、このレベルになると
PK戦でヘボいキックをする選手はいない。
HYちゃんをトップに、042は5人がきっちり決めた。
相手3人目の蹴った球が
GKのOちゃん正面に入ってセーブされたのだけが
唯一見られたミス・キックだった。



1−1のPK戦5−4、というスコアから見ても
実力差はほとんどない。

あるのは、
年齢差と(笑)
そのせいかもしれないが気持ちが強かった、その差だけだ。











このようなわけで、
その夜は、ささやかな宴会となった。
(翌日があるから、皆さんそんなには飲まなかったけどね。)

042で初めて参加する宴会だが
なんだかものすごく気分のいいお酒だった。





たまたま入れてもらったチームが
いきなり全国までいっちゃうんだもの。
それもチーム初の快挙に、立ち会えちゃったんだもの。


自分の貢献は? とか思う前に
今は単純にこの巡り合わせを楽しみたい。







2004/9/9(木) 開脚前屈

 
 
 
 
 
寝る前のストレッチングで
欠かさずやるのが開脚前屈。
眠くてサボりたい日でも、これだけは極力やるようにしている。







そもそも、自分がバスケットボールをやっていた
学生時代にはまだ、
ストレッチングというものがなかった。
準備体操は「いっち、にっ、さーん!」で弾みをつけて
前屈をする程度のものだった。


高3の6月で現役生活を終えてからも
秋口までしばらく部活には出ていたのだが、
1学期の期末試験の中断期間が明けて夏休みに入る頃、
妖怪コーチが
何やら値の張りそうな雑誌を何冊か体育館に持ってきた。
それには、スポーツの種目により異なる
一連のストレッチングの方法がシリーズで連載されていた。



以来、妖怪コーチには
「これからは、ストレッチングをきちんとやらないとダメだ!」
と、徹底的にたたきこまれた。
「覚えろ!」とコピーを持たされたのは、
バスケットボールの回と、腰痛持ちのリハビリの回だった。
(高校時代は腰痛との戦いだったからね。)




そして、バスケ部の練習風景は激変した。
静かに自分の体と向き合う時間が設けられ、
他部に「なにやってんの?」と言われたものだった。
「ウォームアップ」と「クールダウン」にも相応の時間を割いた。


当初は、練習時間=ボールをさわる時間が減るようで気が急いたが、
筋肉が伸びる感覚が気持ちよくなると苦にならなくなった。

練習後の体が楽だという実感は、ちょっとした朗報だったし、
なにより、後輩たちのあいだに怪我人が少なくなるという
実績を目の当たりにすると、全く侮れなくなった。




超基本からストレッチングを導入してくれた妖怪コーチには、
だから、そういう恩義もあるにはあるのだった。
(自分たちがケガで苦しんでいたことを考えると
 もうちょっと早くやってくれてたら、と思わないでもないんだが。)













自分も体は硬いが、ダンナさんは輪をかけて硬い。


そういう両親から生まれ育った子供たちだからムリはないが、
自分の同年期よりも彼らはだいぶ硬いほうだと思う。
特にヒドイのはYだ。


普通、赤ちゃんは体が柔らかいものだ、と言われる。
が、そんなことはない。
Yが生まれた日、初めておむつを替えたときに
「う、かたい。」とすぐに気がついた。
新生児をさわったことのない自分でさえも
他の赤ん坊と比較するまでもなく
この子は硬い、と確信できちゃうくらいに
Yは硬かったのだ。



そろそろ自覚を持って自分でトレーニングできる年になった。
特に「あなた達もやりなさい」と促したわけではないが、
Yは自分から「一緒にストレッチングする」と
申し出るようになった。
もちろん、まねっこのKも一緒だ。




妖怪コーチではないが、
まずは基本中の基本から教える。


ストレッチングにおいて、呼吸は大切だ。
自分の呼吸に合わせて微妙に負荷をかける。
このサジ加減は、Yくらいの年令にならないと
難しいかもしれない。






が、Yくらいの年令でちゃんとやると、
えらく進度が速いのでイヤになる(苦笑)。

一緒にストレッチングするようになって3日目で、
床から10cmくらいのところまでしか前屈できなかったYが、
つま先をつかめるようになってしまった!







逆に言うと、サボったらあかん、ということだわな。

やればすぐに筋肉は伸びてくるだろう。
生まれつきの硬さがなくなるとは思えないが、
やっただけの改善は保障されているのだ。





やってもやっても、そんなにすぐに
届かなかったものが届くようになりゃしない我々親は、
「ほら、みて〜」と体を折り曲げる子供たちを尻目に
黙々と言うことを聞かない自分の体と
向き合うしかないのだった。









2004/9/10(金) 1年経って・・・・

 
 
 
 
 
ふと見直してみたら、
去年の9月2日に書いてるけれど
1年前に042と練習試合をやっていた。



もちろん、その時には
半年後に自分がそのチームに入れてもらえることになるとは
思ってもみなかったのだが、
あの時の042の印象は
半ば当たっていて、半ばちょっと違ったことが
読み返してみて分かった。




だいたいにおいて、042の全員にできること(=基本技術)は
SFMはじめ地域リーグで当たるほとんどのチームのママさん達に比べ
多いと思う。

これは、たいへん大きな差で、
簡単に言うとインサイド・キックがちゃんと蹴れるか、
トラップができるか、ボールを横に動かすことができるか、
といった基本中の基本の部分で、レベルが違う。



だが、
ぶっちぎられるとしても、それは数人のことだ。
1年前の練習試合でも5人くらい
相手のレベルに影響されずにちぎれるのが来ていたと思うが
それ以外の全員がちぎってくるような選手かというと
そんなことはない。
いや、5人もいれば
9人制だったし勝敗を分けるには充分なんだけどね(笑)。






自分が042に入ったこと、
登録も042で済ませてあることは
御殿場で、一緒に戦ったリーグ仲間には伝えた。


それでも、以前と変わることなく
SFMの一員としてチームでもリーグでも活動を続けているので
あまりそのことは目立たないと思う。


それだけに
今はまだ、去年みたいな
リーグ連合と042の練習試合なんて、組みたくないなぁ。
(誰も組んでくれとは言ってないから、心配しなくてもいいんだけど。)



なんというか。
042に入ったからといって大して変わらないじゃん、と思われるのはシャクだが、
やっぱり042に入ると上手くなるんだ、と思われても困ってしまう。




SFMにしても、ママさんリーグにしても、
圧倒的に地域色が強い。
この、地域に根ざしたママさんサッカーは
絶対に絶やしたくない灯だ。


が、042はもう少し技術尊重派だ。
「楽しくサッカー」は同じなのだけれども
上手くなろう、という勢いが違うし、
アチコチからサッカー経験者がかぎつけて集まっているため、
初手からレベルがちょっと違う。



ローカル・コネクションを軽んじようとはこれっぽっちも思わないが、
上手くなりたい気持ちにも偽りはない。

ただ、一堂に会しちゃうと、誰もそんなこと言わなくても
板挟みの気分になってしまう。






この板挟み感は、042入りを決意するときに
自分でもひっかかってはいた。


これに、自分なりの回答を与えて、前に踏み出したのだけれど
それはこんなかんじの線引き。


公式戦は、もちろん登録があるので042で。

ママさんリーグ関係の日程調整は自分がやっているので
自分で042の活動とかち合わないように設定すればいいこと。
これは問題ない。

それ以外の試合日程がかぶる場合は、
その時々でその試合の意味合いを考えて
同じ立場のHYちゃん達と相談して
どちらに出るかを決めればいい。


ただ、唯一、SFM/リーグ連合を最優先させるのは
東京主催の大会@御殿場だ。
これだけは、自分がみんなを連れて行く気合いで企画しているので
042とは決勝戦まで行かないと合わないように主催者側にお願いして
自分は連合に残る。
HYちゃん達が042で出場しても、自分はコッチにいよう決めている。
そのことだけは、初めから042幹部の皆さんに
「但し」事項として伝えた。

現に、今年は
自分と042入部前のMNちゃんがSFM/リーグ連合で、
HYちゃんとTMちゃんは042でエントリー。
042は決勝まで行ったが、こっちは10ン位だった。

多分来年も同じようなカンジだとは思う。
でも、地域のママ達と一緒に御殿場、という
この一大イベントだけは譲れないのだ。

「一大イベント」自体がちゃんと存続してくれれば、の話だけどね。
よろしくね>東京フロント様





いろいろ思い返すと
こうして042にも入れてもらって練習しているのは
とても不思議な成り行きなんだけれど、
ちょっと慣れてきて、ちょっと気がゆるんでるな。


今ひとつ、いいところがなかった今日の練習。
がんばろうと思ったのになぁ・・・・。







自分のいる場所はたいへん有り難いものだ、ということを
もう一度心に留めて


また来週、がんばろう。










2004/9/11(土) ふたまず爆勝

 
 
 
 
FCT3は久々の試合だ。




しばらく前から練習試合の予定はあったのだが
雨やら台風やらで流れてしまい
もうずいぶん長いこと彼らは試合をしていない。

先週も練習試合が組まれていたが、あえなく中止。
ぶっつけ本番で区大会にのぞむことになってしまった。




これがかえってよかったのかもしれない。
試合に飢えたFCT3は
気持ちよく1回戦、2回戦と駒を進めた。







前回の春の大会は、1回戦敗退で
あっけなく終わってしまった。
そんなこともあって、
秋の大会は多少は勝ち進められるように、との配慮だろう、
下のカテゴリーでエントリーした。


3年生の秋の大会は、
二つのカテゴリーに分かれている。

春の大会でベスト8入りしたチームと、その他
腕に覚えのあるチームは、「つよいこ」カテゴリー。
強豪が集まる「つよいこ」をしり目に
ゆっくりやろうよ、というチームは「そこそこ」カテゴリー。
どうやらエントリー時にどちらかを選択できるらしい。


2年前にYたち現FCT5の連中が優勝したのは
この「そこそこ」カテゴリーのほうだ。
だから、大したことないんだよ、と謙遜してもかまわないのだが
30いくつものチームの中で優勝するのは
それなりに大変なことだから、
そこは存分に誉めてあげていいことだと思う。


これがベストなのかは判らないけれど、
いい仕組みなんじゃないかと思う。
春は全チームの頂点を決めるけど、
秋は二つに分けて、中位のレベルのチームにも
公式戦経験を積ませてあげられる。
まさに中位のFCTあたりだと、これは大変ありがたいのだ。







恒常的に人材難のFCT3は、
今回も1学年下のFCT2から精鋭を3人、組み込んでいる。
強化指定選手みたいなもんだ。

規定上、この3人は
FCT2がエントリーしている2年生の区大会に出ることもできる。
が、FCTの監督さんはそれをしない方針だ。

要するに、芸達者な2年生トリオ
T太郎、K太郎、R太郎が2年生に入ってると
他の2年生部員が彼らを頼ってしまって伸びなくなるからだ。

が、1学年上の3年生に入れると
フツーに一員として扱える。
ボールもよく回るので、2年生トリオにとっても
それなりに楽しいサッカーができるというワケだ。





そして、まぁ「そこそこ」カテゴリーの1〜2回戦だから
なんとも言えないのだが、
この2年生トリオを交えたFCT3は
反則的に強かった。



ドリブル職人が4人もいて、
コーナー近くのギワギワからマイナスのクロスとかバンバン入って、
散らすわ切り込むわ
団子出身だから蹴り合いの混戦にも強いわで(笑)。

キーパーは俊敏ではないがモノゴトに動じないのが
でーんと構えていて、
日頃のおとうちゃん(=キーパーコーチ)のトレーニングが効いてるのか
ナイス・セーブを連発するし。

勝ちが決まった得点差の時点で、
上手いのから下げて、Kみたいな控えを出したりするが、
変わって入ったDFがまた浅利みたいな子で(笑)
プレッシャーが弱まって相手が攻勢に出てくるところを
ビシバシ止めてくれちゃうし。

2年生の活躍の陰にそれまで隠れていた3年生が
どんどん押し上げて、点まで獲ってくれちゃうし。


そんなこんなで
もう、ごめんなさい級に強かった・・・・。




笑ったのは2試合目の後半。
FCT3で一番ちっこくてあどけな〜くって
お前やる気あんのかよ、なセー太が
やっとビブスを脱がされて、
ゴール量産体制の2年トリオに替わって入った後。
ほんの5〜6分の出場時間ではあったが、
セー太にとって、とんでもない見せ場がやって来た。


それまで守りに徹していた右SBのナー太が
インターセプトから突然セキを切ったようにドリブル開始。
ドリブラー達が交代でいなくなって、相手がホッとした矢先のこと。
他にもまだいんのかよ、みたいなカンジの相手を
おもしろいように振り切って
あっという間に相手陣内コーナー付近まで直進。
そこでナー太はセンタリングを上げる。

ゴール前の落下地点にいたのは
セー太とショー太とその他もろもろDF陣のみなさん。
かろうじて、DFの1人が触るが
そのボールもまた上にあがる。

今度の落下地点は、一瞬団子から離れたセー太の目の前。
とてもタイミングを合わせたとは思えないが(苦笑)
結果的にセー太の振り切った右脚は
ダイレクト・ボレーをけり出しゴールをおそう。
ここは、構えていた相手GKくんが、必死に飛びついてセーブ。


多分、彼の人生でも初めてであろう
ゴール前でのダイレクト・ボレー・シュートだ。
セー太のあんなの、見たことない。



それを、ベンチにいた彼の親父さん(=ADコーチ)は
あんまりちゃんと見ていなかった(笑)。

手元のメンバー表と残り時間を見ながら、
次の交代に思いを巡らせている最中のことだったのだ。



応援一同:  (口々に)ADコーチっ、
       今の見てましたっ?!?!?!?
ADコーチ: (あまりの周囲の興奮にうろたえながら)え? 
       あれ、ショー太じゃないんですか?
応援一同:  何言ってんですか! セー太ですよ、セー太!
ADコーチ: あー、見てなかった・・・・。
       (しばら〜くしてから、ピッチのセー太に)
       セー太、ナイッシュー!!
応援一同:  ・・・・遅いって(笑)。






2勝で11得点0失点。
約半分は2年のK太郎とR太郎がたたき込んでくれたのだが(苦笑)。
おかげさまでKにも出場のチャンスがあったりして
(でも、相変わらず役には立ってなかったが)
見どころ満載な1日目だった。








来週の3回戦には、ベスト8をかけて臨む。
今日のようにはまず、楽には勝てなくなるだろう。
メンタル激弱な彼らが、失点したときにどう転ぶか。
別の意味で、来週も見どころ満載になるだろう。


この区大会を最後に、お引っ越しで退部する
2年生MF、T太郎のためにも、
1試合でも多く残ってほしい。
メダルを持って行ってほしい、とも思う。



つづきは、また来週。
・・・・って、見に行けんのか? 自分は・・・・?









2004/9/16(木) 鍵選手の不在

 
 
 
 
 
親としては、
「キー」と「プレーヤー」を即座に直訳した
英語を習っているわけでもないコドモを
ほめてやりたいところだが(笑)。
「東京を語る」2004年8月26日放談、参照






ここ数日の生活は、インベーダー・ゲームみたいだ。

落ちてくるターゲットを、ひたすら撃つ。
右往左往、走り回りながら、だ。
たまにデカいのが落ちてくる。
1発お見舞いしたくらいでは消えてくれないから、
ばばばばば、と撃ちまくる。



来る日も来る日も、そんなカンジだ。







だから、ちょっと書けなかった。
時間的に余裕がなかった。

・・・・ってことにしておこう。











先週火曜に、1週間ぶりで爪の先生の所へ行ったYは
もうなんでもスポーツはやってよい、とのお墨付きをもらった。

早速、水曜日には
体育の授業で一夏ガマンしたプールにも入った。
もうビニール袋をかぶせて入浴しなくてもいい。

サッカーももちろんOKだ。
少しずつ練習には参加していたが、それでも大丈夫そうだ。
爪の周りを軽く巻いて、シューズを履けばよいだろう、
と医師には言われた。


だから、金曜日に042の練習で
HYちゃん(=HYコーチ@AZM)に会った時にも
「お医者さんからOKが出て、もう来なくていいって言われた」
と報告した。


この時点で、
日曜日の女子区大会初戦の布陣は
Yを後方の中心に据えて考えられていたはずだ。






金曜の夜は、Kのリハーサルがあるから(劇の)
彼女を連れて帰宅する時間は、ちょっと遅くなる。
先週も、帰って来たら
Yは風呂からあがったところだった。

そしてYは、いつものように左足の親指を見つめる。
これまでなら、ここで爪の消毒をするのだったが
もうその必要はない。


・・・・ない、はずだった。




Y: ・・・・左足、痛いな。
母: えっ??
Y: あ・・・・。
   ・・・・膿が出てきた。






翌日の土曜、病院に行くことをもちろん勧めたが、
彼女はどうしてもAZMの練習へ行く、と言って出ていった。

が、痛くて練習にはならなかったらしい。
帰りにまた主治医に診てもらうが、
みごとにNGが出た。



また間際の間際で
Yは公式戦に出ることができなくなってしまった。








区大会当日。


1回戦の相手は、これまでに何度も負かしてきた
いつもの女子チームだ。
仮に、MGMGと呼んでおこう。

MGMGは部員が多い。
コーチもよさそうで、えらく楽しそうなんだが
なぜだか強くはない。
AZMに白星ナシ、ってのはかな〜り強くない(苦笑)。

そんな過去の対戦成績は
実は何の根拠にもならないのだが、
なんとなーくAZMの子供たちは
大差をつけて勝てる気でいた。






そういう試合は、こわい。


Yが土壇場で出られなくなったこと、×(かける)
MGMGには簡単に勝てるという慢心
= 1回戦負け

・・・・・なんだか、そんなシナリオがよぎってしまって
とてもじゃないけれど、この日は
他のお母さん達と一緒に試合を観ていられなかった。




6年生にとっては、最後の区大会だ。
唯一、有終の美で終えられる可能性のある公式戦だ。

メダルを、
去年は銅だったから今年は悪くても銀あたりを
6年生のお土産にしたいものだ、と主任コーチも思っていたらしい。









前半は、AZMが押していた。
でも、点は獲れなかった。

後半になって、MGMGが盛り返してきた。
ゴール前で混戦になって、グチャグチャしたところで
相手がすかさず蹴り込んで0−1になった。

点を獲ろう、という気持ちが6年生たちに見えたのは
最後の5分くらいのことで、
AZMはほとんど声も出ず、なんだかフワフワしたままだった。

特に、Yの穴埋めに急きょCBに配された6年のさあんちゃんは
初めて任されるポジションに戸惑っていた。
その戸惑いが、その唯一の失点シーンにもつながったかもしれない。





点を獲ってくれ、
なんならPK戦でもいいんだから、と
心の中で叫んでしまったが、
終了の笛を聞いたら今度は泣けてきた。
・・・・もうすっかり、情緒不安定だ(苦笑)。









こないだの都大会は、
Yがいてもいなくても負けたような気がするから、
それだけ実力差のある相手だったから、
こうまでは思わなかった。



でも今回の、区で初戦敗退は
ちょっと違う。


Yと自分の自己管理不行き届きが
負けにもつながり、
(どっかのチームとも同じだが)
ちょっと負けると指導者が悪いだ何だという声があがり始め、
チーム内でもギスギスする子がいたり、
やったことのないポジションはもうイヤだ、と泣く子がいたり、
陣頭指揮をとったコーチと、
どっか遠くで「8−0で勝てる」とか思っていた主任コーチとの間に
不協和音が鳴ってみたり、


・・・・もうさんざんだ。












「たられば」は意味がない。


「Yさえいたら」と6年生のチームメイトたちは言ってくれるが、

そして、かくいう自分も
Yさえ普通にCBでプレーできていれば
これほどの悪いコトの連鎖に突入せずに済んだと思ってはいるが、





それでも「たられば」は意味がない。


これが今のAZMの実力であり、
それは上から下まで皆が受けとめなければならない。


1人いないからといって、崩れているようではダメだ。

主任コーチが来られないからといって、
ゲームに集中できないようではダメだ。

どなられなくても最後までボールを追って走れなくてはダメだ。






山と課題を残して、
AZMは10月末からの大会、
6年生にとって、本当に少女サッカー最後の公式戦となる試合に向けて
準備を始める。








誰に、というアテもないようなことだが、
強いて言うなら、Yの不在がもとでとばっちりを食ったHYちゃんに、


ごめんね、を言いたい。











・・・・これらの事態を、Y本人がどう見ていたか、については
また今度。

それもまた、自分を怒髪系にした話なので(笑)。









2004/9/20(月) GKs 1

 
 
 
 
AZM の練習試合。
Yは当然、見学だ。




チームには同行していたほうがいい。
それは、やっぱり、試合に出られなくても一員なんだから。


Y: どんな格好で行けばいいと思う?
母: うーん。まぁ、ユニを着とけばベンチは入れるよね。
   確実にやらない、という気持ちを表すなら、
   普段着でもいいとは思うけど。
Y: どうしようかな。
   ・・・・やっぱ、ユニで行くわ。

Y: で、足はどうする?
母: いつも通りでいいんじゃない?
   片足だけサンダルばきで。
Y: うん、わかった。




というわけで、この日もYは
ユニに右足だけストッキング&トレシュー、
爪を痛めている左足は、裸足にサンダル、という
ちょっとオカシな格好で出ていった。





自分は、以前からとみぃさんにお誘いを受けていた
フットサルがあったので、
Yとは別行動。
各自、試合やら練習やらが終了次第、自力で移動し
ダンナさんの実家に集合した。


一番最後に実家に到着したのはYだった。
曰く、


Y: ウチにテーピングのテープってある?




母: テープ? あるような、ないような、だな。
   なんで?
Y: 手首が痛いんだ。
母: へ?




この日、AZMはホームグランドへ普段対戦しないあるチームを呼んで
練習試合を2試合やった。


が、1試合目。
いつもキーパーをやってくれる4年のらかんちゃんが
用事があって到着が遅れていた。
祭日の午後だけあって、人数もあんまり揃っていない。
まさか、初心者の2年生ちゃんなんかをGKにするワケにもいかない。

・・・・というワケで、
急きょYがキーパーを務めることになったのだそうだ。




母: だって、あんた、サンダルで??
Y: 借りたんだ。
   Aさんの履いてたスニーカーを。

Aさん=AZMを擁するサッカー部で今年度の代表をやってくれてるお母さん。


母: え・・・・(汗)。
   A代表のクツを脱がしてまで、出たの?
Y: うん。
   AKコーチやHYコーチには、立ってるだけでいいって言われた。
   声だけ、後ろから出してくれって。





あー。



せやねー。
こないだの負け試合も、
全然ピッチの中で声が出てなかったもんねぇ。



・・・・にしても、
見学さすために、わざわざサンダルで出しとんのに、なぁ(苦笑)。




Y: で、試合前のシュート練で
   やんちゃん(6年生)のシュートを受けそこねて
   ぐにっ、て右の手首が反っちゃったんだよ。
   それから、手首が痛くてさぁ。
   JさんとSさん(いずれもお母さん)に
   手首のテーピング、やってもらって
   そいで試合に出たんだよ。
母: はい〜??
Y: で、痛いんだよ、そこが。







つーか、さぁ。
見学だってゆってんのにー。


別に手でボールを蹴るワケじゃないからいいんだけどもさぁ。
足の爪さえ治れば、サッカーできるんだからいいんだけどもさぁ。






何も、そこまでして
わざわざケガをしなくてもいいものを、
しかも、ケガの上にケガした子をわざわざ出さんでも、と思っちゃうのだった。







一応、A代表には丁重にお礼のメールを書いてみる。

しばらくして、返信が来た。


「生暖かい靴をYちゃんが快く履いてくれたので、
 私の方が恐縮しています。
 でも、喜んでくれてなによりです。」


・・・・いや、だから・・・・(苦笑)。







上から下までサッカーお馬鹿揃いのAZMなのだった。










2004/9/21(火) GKs 2

 
 
 
 

足のデカくなったYが
ヨソのお母さんのスニーカーを借りて
練習試合でキーパーをやってる頃、
自分もサルでキーパーをやっていた。







とみぃさんのお誘いで、
ダンナさんと2人で急造チームに加えてもらい
東京支援者系サル・チーム同士のゲームをやってきた。


人数的な配慮もあって、6対6だった。
とみぃチームで集まった6人がほぼ出ずっぱり。
時おり若手を他から借りて
お休みローテを設けたが、
それでもほとんど出たきりだった。




他の3チームに女性はいなかったが、
こういうミックスのゲームでも
女だからと言って
前に張るのはあんまり得意じゃないし好きでもない。

・・・・てか、
せっかくいいパスをくれても
トラップがまずくて、モノになんないからでもあるんだけど(笑)。

後ろのほうで、
ぷらぷらしているほうが、走らなくて楽だしね。
だいたいそんなカンジで、省エネなプレーで
どうにか混ぜてもらっていた。


が、やっぱり足を引っ張ってる(苦笑)。



そこで、
(Yじゃないが)立ってるだけのキーパーになって
味方の若い男の子たちに、ばんばん前に出てもらって
好きにやってもらおーじゃないの、と
ゴールを守ることにした。
一番最後の対戦でのことだ。



ゴール前に立ってみて、
あ、しまった、とちょっとだけ後悔した。

最後の対戦相手が、
その日一番若くて巧くてパワーがあって、
簡単に言うとシュートが一番強くてコワそうなチームだったのだ(苦笑)。



でも、結果的に
このゲームが、この日一番楽しいゲームとなった。








普段、GKはやらないから
(タマ〜にやっても、いいことないし。)
Yほどの心得はないのだけれど、
この日はなぜか、やったるぞ! という気持ちだけはあった。

逆に、相手の若い男の子たちの方がやりにくかっただろう。
オバさん相手に1対1になっても・・・・、ねぇ。


と思ったら。
彼らは容赦なくフツーにシュートを蹴ってきた。
トンデモないヤツラだ(笑)。



開始早々、ゴールエリア内で混み混みの間のコースをついて
いきなり点を獲られた。
耳の横をボールが通り過ぎていった。
・・・・あれじゃぁ、セーブできたとしても顔面だな(苦笑)。


その後も、1点かな? 何点かな? 獲られてしまったが、
ちったぁブロックもできた。
それが、自分としてはこの日の収穫だ。






つまり、前に出ちゃったほうが
コワクない、ということなんだな。


相手がゴールに迫ってしまったら、
とりあえず自分で前に出てみる。

相手が老獪なら(笑)、逆をつくだろうね。
振られたところを、ラク〜に転がされてゴール・インだ。

そこが、彼らは若かった。
そのまま撃ってくるから、体に当てて止めることができる。
そのタイミングが、この日は少〜しつかめていたように思う。




042の監督さんが言うのは、こういうコトなんだな、
とものすごく腑に落ちた。
「逆をとれ!」ってのは、コレなんだな、と。







ゲーム後、とみぃさんが
「土肥ちゃんに見えた」と言ってくれたのも嬉しかった(?)が、
相手チームの若いコたちが、握手しに来てくれた
(とういうか、謝りに来てくれた?)のも嬉しかった。
トンデモないヤツラだったが、いい子じゃん(笑)。








でも、しまいには
ゴール前、1対1の場面で
「女の武器」(=この場合、黄色い悲鳴)を使っちゃいました。
そんな自分もトンデモないな。




いや、それよりももっとトンデモないのは、
オバさんがGKだっつーのに
それだけ簡単に抜かれまくる身内だな(笑)。










でも、楽しかったです。
また予定が合ったら行きます。
ありがとうございます&よろしくネ! >とみぃさん











2004/9/27(月) V2+V0=?

 
 
 
 
日曜日。朝から小雨だ。


前日も同じようなビミョーな天候だった。
FCTは早ばやと雨天中止の連絡網を流したが、
AZMは川べりのグランドで無事、練習試合をやった。

SFMも川べりで練習の予定で
雨にめげて中止連絡を流したけれども、
結局はほとんどぬれることなく練習はできたな。
あわてて中止にしたことを、とても後悔した。
優勝決戦前日だけに、ボールに触っておきたかった。





そんなあいまいな天気の翌日だったので、
かえって中止の判断がしにくくなっていた。


本来、「中止!」と言われなければ決行だ。
連絡がない場合は決行だ。

だが、やるのかやらないのか、ハッキリしないと困る。
イロイロ皆さん、都合ってもんがある。


例えば、雨でグランドが使えなくなって
ママさんリーグが中止になれば、
同じ時間にキックオフの鹿島戦を観に行ける、とか(苦笑)。




しかも、この日は教会の用事があって
午前中から外出しなくてはならない。
一度出てしまうと、頼みの綱は携帯だけだ。
電池節約のため、パソコンから一括送信で
「今のところ中止という連絡はないのでやります。
 スタンバっていて下さい」という内容のメールを
SFMのメンバーに流してから家を出た。











HYちゃんがいない日に、バカのように黒星を重ねたので
SFMの今期優勝はもうない、と思っていた。

誰か1人がいないと勝てない、というのでは
本当に強いチームではない。
第1期優勝チームのSFMだが、連覇はない、と自他共に思っていた。



今期のママさんリーグでダントツに爆走していたのは
STLという新規参入チーム。
(もとは042から分かれて立ち上がったチームでもあったりする。)

さすがに11人制でもいけるチーム、
やっているサッカーの中身がちょっと違う。
他のママさんチームが「ワー」とか「キャー」とか言いながら
ドタバタやっている中で、
マトモなサッカー、大きなサッカーで勝ち点を積み重ねてきた。


ただ、なかなか日程が合わずに
そこの試合消化率は低かった。
・・・・てか、まだ試合数を残しているのにダントツだったわけだから
ホントに優勝すると誰もが思っていたのもムリはない。




一方、前期覇者のSFMは
HYちゃんのいる日には順当に勝ったり分けたりしながら
フツーに勝ち点を稼いでいた。

そして、第2クールでSTLをたたいたあたりから
形勢が読めなくなってくる。




一週間前の時点で
STLとの勝ち点差はたったの1つ。

SFMとの直接対決は一番最後に組まれたが、
それがウチの今期最終戦だ。

STLがその前に残っている3試合で2勝すれば
直接対決の結果にかかわらず
STLの優勝が決まってしまうのだった。



他力本願なリーグ戦終盤となってしまった。
が、ここからがリーグ戦のおもしろいところ。



初めて対戦するSTLに、どこも舌を巻いたが
第2クールあたりから、各チームとも対処法を学んできたようで
第3クールにもなると、辛勝するチームもチラホラ出てきた。


当初の勢いなら3戦で2勝は堅いと思われたSTLだけれども
結果は1分2敗。
結局は、ウチとSTLの直接対決まで優勝は持ち越された。





ウチのメンバーは皆、「今期はもういいよねー」てな調子で
弛緩しきっていたので(自分も含め)、
「唐突ですが、優勝できるかも」みたいなメールを流して
ちょっとは緊張しようと思った。
鹿島戦を完全にあきらめたのも、1週間前のこの時点でだ。







・・・・でも、
朝から雨なんだよな〜。
中止になんないかな〜。



結局は、当日の昼過ぎまで
Aスタの可能性を残して、うむうむしてしまった。




もうこの時間には、決行か否かをハッキリさせないとならない。
リーグ事務局に問い合わせる。
返事は一言、「決行です」だった。




仕方ない。

出先からリーグ戦のグランドへ向かう道のりとはいえ、
バスをそこそこ埋めている青赤な人々が降りる
停留所をやり過ごし、Aスタに一瞥をくれ、
西調布から電車に乗る。



逆流してるよ、おぃ。

・・・・こうなったら、絶対優勝だ。
自分の犠牲に於いて、優勝しなくてはならない気分が
ガゼン盛り上がってきた。












自分の出来はともかくとして、
ベスト・メンバーの揃ったSFMにかなうチームはない。
しかも、得点はこれが初ゴールとなるMYちゃんの
ナイス詰め!によるものだったのも朗報だ。


1−0で、ゲームは決まった。
終盤にSTLに対して粘り勝った他チームの皆さんのおかげで
第2期もいただいてしまった。










で、Aスタはどうなっているんだろう?

生中継の録画を見るべく
重たい荷物を引きずって家路につく。






帰ってから、まず母(ばーば)にあいさつ。
すると開口一番、言われてしまった。

「・・・・負けたね」











わ″ーーーーーーっ! 



















それはともかく、
さすがにこれでステージ優勝はカンペキなくなったねぇ。

いつになったら、優勝するんでしょう。




強くなったら、だね。








リーグ優勝はマグレではないから、
だからこそ欲しかったのになぁ・・・・。











V2+V0の答え?



それは、ね。

不機嫌な母親を上手にあしらえる子供たち、でした(笑)。





















2004/9/28(火) 石川、ビミョー。

 
 
 
 
 
石川については
ちょっと複雑な気分だ。







昨日のMXの東京コーナーで
石川のインタビューを見た。


彼がインタビューに答えてしゃべったうちの
別々の部分が切り取られて
朝夕それぞれの番組で流されていた。




自分の記憶ちがいでなければ、
朝のニュースで流れたインタビューの部分は、
石川個人に話の力点が置かれ、
チーム内の競争も激しくなっているので
試合に出られるようにがんばりたい、
みたいな発言で終わっていた。




この部分だけを聞いての感想。

別にキミが出なくても
チームが勝ってくれればいいんですけど。
キミが出るかどうかに勝敗がかかっているのではないし。
誰が出ようと東京が勝ちさえすれば
とりあえず自分はハッピーだ。





もっとも、10喋ったうちの1だけ切り取ってきて
セルフィッシュだの
チームの一員としての自覚に欠けるだの
言う気はない。

こういうのがマスに流れる情報の性質だから。
残りの9の部分で石川が何を言ったかは判らない。
ことTV報道に関しては
1を聞いて10を知った気になってはいけない。





夜の東京コーナーでは、
ちゃんと別の部分が放映されて、そっちのほうでは
チームに貢献できるようにがんばる、みたいな話だった。



でもなぁ、と思う。







もともと、石川は
試合に出たくて東京に来た子だ。


そういう「出たがり」を使わないとどういうことになるか。
それが、アテネでの最後の試合だ。
90分を与えられず、悔し涙を流したことには、
ちょっとした共鳴をしたものだった。



でも、まぁ
共感という意味では、
万年ベンチ・・・・ではないけれど
出場の機会が限られていながら全力を傾け、
試合に出ていない時でも、自分が頑張ることで
チームに与える影響を理解している
藤山みたいな選手のほうが愛情を持てる。







かいつまむと、
石川にとって東京というチームは通過点に過ぎず
試合に出してくれさえすればどこでもえぇんちゃうか?
という風に受け取れてしまい、
どうにも「ウチの子」みたいな感じがしないのだ。



マエダ?
ウチでなけりゃ、プロやってないでしょ(←決めつけ(笑))。
今野?
いまだに自分が馴染んでるかどうかを気にしてるよね(苦笑)。

パターンは違うが、
こういう若い子はなんだかかわいい。
東京というチームにいることがベースになっているのが分かるから。






ひるがえって、石川はどうかというと
代表だろうと東京だろうと、ある意味一本調子だ。
この、ペースが変わらない、というのは
必ずしも悪いことではない。
逆に言うと、非常にプロ意識の高い選手と言える。



単に、自分にとって愛着が持てない選手なだけで。










でもねぇ。
確かにプロなんだから
チームを愛する必要はないのかもねぇ。
点さえ獲れば。
勝利に貢献しさえすれば。












ちょっと話はズレるが、
いつだかの042の練習でのこと。


いつも鳥かごで始まるのだが、
その日は珍しく途中から「2タッチしばり」になった。

普段は、持って、持って、持ってから離す練習としてやる鳥かご。
2タッチ以内で離さなければならなくなったとたん、
あわわパスが飛び交うようになってしまった。

パス・ミスも多くなるが、
味方に出したにしても
それがトラップのしにくい方角や速さのボールだと
結局は味方のトラップ・ミスになり
その先に続いていかない。



そうか、受け手にとって
優しいパスを出さないとつらいね。



と、誰に言うともなく口にしたら、
向こうのほうにいる監督に聞こえたみたいで、
ニヤニヤしながらこう言われた。




違いますよ、XXさん。
いいんですよ、自分さえよけりゃ。









2タッチと言われたら
自分だけは2タッチを守る。
味方に出したらあとは知らない。
それでいいのサ、というわけ。



えへー、そーゆーゲームだったんだー(笑)。








発想の違いなんだと思う。

自分なんかは、なまぬるい。
向いてる方向が仲良しこよしのサッカーだ。

監督みたいでないと
周りを蹴落としてでものし上がって行くことはできないんだろう。
そういう自分中華なところがないと
試合になんて出られないんじゃないかな。

監督は緑出身だが、
青も多分その点においては雰囲気は同じだろう。







先にチームありき、というのは
もしかすると弱者の発想なのかもしれない。
弱くて力が及ばないから力を合わせて戦おう、なわけで。


強者は基本的に自己チューなもの。
そこがデフォルトで、そこから周囲と絡んで調和を志向するかどうかは
キャラとか人徳とかいう
個性に帰属する問題なんだろう。












どうも、自分のなかでの東京のイメージが、
弱っちいのに、ちょっとがんばったら
こんなとこまで勝ち進んじゃった〜、アハハ〜
・・・・なところで止まってる。


強くなってきてるのはよく知っているが、
こうしてぽろんと負けたりもするから
やっぱりまだ弱いのかと思わされたりする。


なーんだ、弱ぇーぞ、東京。
ケガ人も多いぞ。
強いのは「誰それ?感」だけじゃん。
誰だか知らないのばっかだけど、強いトコに勝っちゃった!
・・・・と思われてもしょーがねーな。





という、強いんだか弱いんだか分からない
今の東京の面白さに、
だから、プロ選手石川はなじまないように思えてならない。















いや、点獲るなり、味方に獲らせるなり
相手に獲らせないなり、
勝利に貢献してくれればこれ以上文句は言いません。












ちょっと石川に八つ当たりしてみました!








2004/9/29(水) 別天地

 
 
 
 
 
Aスタから
ほんの通り1本、ビル1列を隔てただけの至近距離に
素晴らしい芝のグランドがあることは、
その日まで知らなかった。








昨年のこの時期、042にも初めてお座敷がかかったらしく、
今年は2回目の参加だという。
とある企業系サッカー・クラブのOB会に行ってきた。




OBたちのお相手として
彼らが声をかけられる範囲で
女性プレーヤー(もちろんアマチュアの)を集める。

グループ内企業なのか? 関係者のコネなのか?
よう分からんが、某社の福利厚生施設を借り切って、
その素晴らしい芝のグランドで半日
ゆったりサッカーを楽しむ。

クラブ・ハウスのお風呂にはシャワーだけでなく
程良い熱さのお湯がなみなみと沸いていて、快適だ。

リフレッシュしたところで、
立食式のパーティーが待ち受けている。

お皿がおおかた空いたところで、
OB会はアッサリおひらき。

もちろん、OBの方々は
更に旧交を温めるために、飛田給の寿司屋へ流れて行ったりする。





芝サカ、フロ、食事、酒・・・・
というだけで、結構ゴキゲンな自分なのだが、


プラス、若いコ(高校生もいた)というのも、ポイント高いっしょ?

スゲー上手い、という感じでもなかったから
チビの頃からずっとやってるんじゃなくて、
中高の部活でサッカーを始めたような女の子達だったが、

なにしろお肌がキレイだねぇ・・・・(タメイキ)。


こういう女の子たちがサッカーやってるんだー、
ってのも見ていて/一緒にやってて楽しいものだった。





プラス、じいさん(平均年齢=約70歳)というのも
自分は決してキライではない。


いやー、じじーサッカー。いいよーっ(笑)。





パワーない、走れない、速くない、
だけれど巧い。あわてない。
あんだけできりゃぁ、まだまだ球蹴りは楽しかろう。


イメージとしては、お年寄りのテニスみたいな感じかな。
巧いから、案外ラリーが続くってゆうか。
それが、お互いの体の為ってもんだよね。




齢を重ねて
勝敗へのこだわりを越えた、それは楽しいサッカーだった。

もちろん、じーさん方も局面は結構ムキになられる。
実はガツガツやってるんだけれど、
その程度ではへこたれない女性陣もたいしたもの。
それを深追いしないあたりも、コントロールがよく効いている。

30名以上も集まった、女子高生から我々オバさんチーム有志まで
30歳くらい年令差のあるレディースの面々を
テキトーに2チームに分けてゲームをやったが、
じーさん達は、たいしてサブもおらず、出ずっぱりだった(苦笑)。
ひたすら、OB対レディース、なのだ。

そんなわけで、トータルでは体力勝負となり
じーさん達はやられっぱなしだった。
特に、042のKちゃんのスピードあるドリブルには崩され続けてた。
(ムリもないわな。半分近く若いんだもの。)




よぼよぼだけどカクシャクとしている人もいれば、
お肌つるつるだけどものすごい年寄りの人もいる。

そういうじーさん達が、
女性に嫌われない程度にくどい話をしにやってくるパーティーも
案外楽しかった。
よく自覚してるよ、年の違う異性とのつき合い方を(笑)。
昔のスポーツマンは、ジェントルマンでもあったらしい。



結局、じーさん好きなのかもしれない(笑)。
恵まれた環境もあって、とっても楽しいひとときだった。


















会がおひらきになったのは、まだ4時すぎ。
ビル1列、通り1本を越えると
Aスタはちょっと騒然とした雰囲気だった。


そう、あの浦和戦の日だったのだ!



いい勝ち方をして、二重に気分がよかったのだった。













その頃、じーさん方は寿司屋で続きをやってたんだろうな。
赤の応援もせず・・・・。


実はね、赤系のOB会だったんだ(苦笑)。



とことん、赤にいい思いをさせてもらった1日でしたとさ。











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Akiary v.0.51